海外の産婦人科
日本では、産婦人科崩壊などという言葉ができるくらい、非常にその存続が危ぶまれているほどの深刻な問題がある産婦人科ですが、海外ではどのような状況になっているのでしょうか。
まずお隣の国韓国ですが、韓国の産婦人科事情は、日本とあまり変わらないようです。
ただし、韓国の出生率は世界でも最低という非常に不名誉なランキングを持ってしまっているため、韓国では出生率を上げるために国として、様々な努力をしています。
例えば、出産にかかわる費用に保険が適用されるようになるとか、出産援助金の額を増やすなどです。
そのことにより、産婦人科も徐々に待遇がよくなってきている傾向にあるようです。
産婦人科医が増加傾向に転じているというのも、韓国の出生率を上げようとした策の影響だと思われます。
そのうち、韓国の出生率は日本を上回るようになり、日本の出生率が世界最低となる日も遠くないかもしれません。
一方でヨーロッパ諸国を見てみると、その産婦人科事情は様々のようです。
まず、「ゆりかごから墓場まで」という福祉のスローガンを掲げ、社会保障体制の充実が図られているイギリスについてですが、イギリスの産婦人科事情というと、日本とまた少し違う傾向にあるようです。
イギリスでは、出産は主に助産師が行なうこととなっています。
もし出産に医師が立ち会うようなことがあれば、それは出産に医学的処置が必要なことだと判断され、危険な出産とみなされます。
つまり、普通に何のトラブルもなく進んできていたる出産では、産婦人科医は立ち会わないことが普通ということです。
ですから、産婦人科医が不足し、産婦人科医が過酷な労働時間に拘束されるということはありません。
むしろ、産婦人科医の休憩をしっかり取るほうが、妊婦の陣痛よりも優先されることさえあり、それはそれでまた別の問題となっています。